マックスファクター

マックスファクターとは

マックスファクターはロシアのロイヤルバレエ団のビューティーアドバイザーをやめて渡米したマックスファクター1世を生みの親とする化粧品ブランドです。マックスファクター1世は1920年代から1930年代のハリウッドで女優のメークアップを担当した世界初のメークアップアーティストとしても名高い方でもあります。マックスファクター1世は「メークアップ」という言葉の生みの親でもあり、まさにマックスファクターブランドは化粧品の老舗と呼ぶにふさわしい伝統あるブランドであると言えるでしょう。マックスファクター1世がメークアップを行ったのは、グレタ ガルボ、ベティ デイヴィス、エリザベス テイラー、チャーリー チャップリン、クララ ボウ、ルドルフ ヴァレンティノ、ジョーン クロフォード、フェリス フェイバー、ジョーン・ブロンデル、キャロル・ロンバートなどの早々たる女優、男優たちであり、まさにあの時代の映画をささえる重要な役割をになっていたといえるでしょう。

マックスファクター パンケーキ

マックスファクター1世は今では当たり前となった数々の化粧品を世の中に送り出したことでも有名です。例えば、アイシャドウ、アイブロウペンシル、フェイスブラシ、リップブラシ、リップグロス、アイラッシュなどはすべてマックスファクター1世が生み出したアイテムです。これらマックスファクター1世が生み出したメイクアップアイテムの中でも当時大きな話題となったのは1937年に誕生した世界初のケーキ状ファンデーション、パンケーキです。モノクロからカラーへの変化に伴い、それまでのファンデーションに比べてより自然な肌色と質感が求められて生まれたこの製品は、『風と共に去りぬ』でヴィヴィアン・リーをはじめとする出演者に絶賛され、瞬く間に「なくてはならないもの」となりました。翌年には一般向け販売も開始され、誰でも手軽に自然なメークアップができる時代の幕開けだったといえるでしょう。

マックスファクターが世の中を変えた

マックスファクター1世が活躍していた当時は、化粧をするのは下品なこととされていたそうです。化粧は、夜の仕事をする女性や舞台など芸能関係の女性がするもので、一般の女性はそんな下品なことはしない、というのが当たり前だったそうです。ところが、マックスファクター1世にメイクアップされた女優たちの映画のスクリーンの中での美しい姿を見た一般の女性達も「あんなふうに美しくなりたい」と思うようになり化粧、メイクアップが一般の女性にも浸透していったそうです。眉を描き、唇を艶やかにし、きめの整った肌をつくり、深い目もとを演出する。マックスファクター1世が20世紀の女性美のスタンダードを創ったと言えるでしょう。